株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋岳之、以下「当社」)は、2025年5月22日 (木)から愛媛県今治市で開催される「バリシップ2025」に出展致します。
A-37ブースにおいては、エンジンの省エネ/燃費改善技術や乗組員向けのエンジン研修コース等、船主・海運会社をはじめとした皆様に有益な情報、また二元燃料エンジンや次世代燃料の供給装置など、舶用推進システムサプライヤーとして海上物流分野でのGHG削減・脱炭素社会実現に不可欠な当社製品をご覧いただけます。
また、C-41ブースでは2025年3月にニュージーランド当局(MPI)から基準適合評価を取得※1した船体汚損コントロールサービス「FALCONs」※2を国内展示会では初めての展示を行いますので、この機会に是非ご来場くださいますようお願い申しあげます。
皆様のご来場を心よりお待ち申しあげております。
開催期間 | 2025年5月22日(木)~ 24日(土) 10:00 ~ 17:00 (最終日は16:00まで) |
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会場 | 愛媛県今治市(テクスポート今治・今治港・今治国際ホテル 他) |
小間位置 | A-37(舶用推進システム) C-41(船体汚損コントロールサービス「FALCONs」) |
公式サイト | https://www.bariship.com/ |
※1 関連プレスリリース
「新たな船体汚損コントロール手法「FALCONs」を用いた初の入港船がニュージーランド当局(MPI)から基準適合評価を取得」(2025年3月24日)
스포츠 토토 사이트 추천「FALCONs」を用いた初の入港船がニュージーランド当局(MPI)から基準適合評価を取得
※2 船体汚損コントロールサービス「FALCONs」
스포츠 토토 사이트 FALCONs|事業・製品情報|三井E&
株式会社三井 E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、2025年5月20日(火)、21日(水)、22日(木)の3日間、オランダのロッテルダムで開催される「World Hydrogen 2025 Summit & Exhibition」に出展致します。
当社ブースにおいては、高圧水素圧縮機を中心に、水素の製造から利用まで、水素サプライチェーンの構築に不可欠な当社製品をご覧いただけます。
大型自動車や船舶、荷役機器等モビリティ分野における水素の利用拡大に伴い、水素製造プラントや水素ステーションでの要求処理流量が増えつつあります。
当社の高圧水素圧縮機は、国内外で石油精製・化学プラント向けに豊富な実績がある当社の大流量圧縮機の実績と、国内水素ステーション向け高圧水素圧縮機でトップシェアである当社子会社の加地テック(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:松岡 克憲)の高圧水素圧縮技術に基づき製造され、高い信頼性と耐久性を誇り、流量は約100kg/h超、圧力50MPaまで圧縮可能な能力を有します。本圧縮機を採用いただくことで、初期投資・ランニングコストを抑え、経済性が高いプラントおよびステーションを建設することが可能です。
当社は水素社会の拡大に伴い市場拡大が見込まれる高圧水素ガスの製造・輸送・利用分野に対し、経済性・信頼性に優れた各種製品・サービスの提供を通じてカーボンニュートラル社会の実現に貢献して参ります。
皆様のご来場を心よりお待ち申しあげております。
開催期間 | 2025年5月20日(火)~22日(木)9:00~18:30 |
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会場 | Rotterdam Ahoy ホール6 |
小間位置 | C142 |
公式サイト | https://www.world-hydrogen-summit.com/world/en-gb.html |
阪神国際港湾株式会社
株式会社商船三井
商船港運株式会社
株式会社三井E&S
iLabo株式会社
株式会社ユニバーサルエネルギー研究所
阪神国際港湾株式会社(代表取締役社長:木戸 貴文/以下、「阪神国際港湾」)は、国土交通省近畿地方整備局が実施する「阪神港における荷役機械高度化実証事業委託業務」(以下、「本業務」 【注1】)を受託し、株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本 剛/以下、「商船三井」)が運営している神戸国際コンテナターミナル(以下、「KICT」)にて、世界で初めてタイヤ式門型クレーン(RTG)【注2】を水素エンジン発電機に換装し、水素を燃料とした荷役機械の稼働実証を行うべく準備を進めてまいりました。【注3】
神戸国際コンテナターミナルのタイヤ式門型クレーン
神戸国際コンテナターミナル位置図
このたび、KICTのオペレーターとしてRTGを保有する商船港運株式会社(代表取締役社長:居城 正明)、RTGメーカーの株式会社三井E&S(代表取締役社長 CEO:高橋 岳之)、水素エンジンメーカーのiLabo株式会社(代表取締役:太田 修裕)、コンサルテーションを担う株式会社ユニバーサルエネルギー研究所(代表取締役社長:金田 武司)とともに、現地稼働実証を下記のとおり開始しましたので、お知らせいたします。
実証事業における タイヤ式門型クレーンの水素エンジン換装(上)、水素の供給・充填(下) イメージ図
本実証事業参加各社は、荷役機械の水素燃料化や電動化に積極的に取り組み、阪神港でのCNP実現を図ってまいります。
【注1】本業務について
1.受託名称 阪神港における荷役機械高度化実証事業委託業務
2.委 託 者 国土交通省 近畿地方整備局
3.実施場所 神戸市中央区港島9丁目 神戸港ポートアイランド(第2期)地区 PC15~17
実証事業全体での実施内容およびスケジュール(予定)
○実施内容
1)荷役機械のディーゼルエンジン発電機の水素エンジン発電機への換装
(令和6年度末までに換装済み)
2)荷役機械に対する水素充填
3)荷役機械による現地稼働実証
○事業実施スケジュール(予定)
令和7年度 :現地稼働実証(データ取得、分析等)
令和7年度~令和8年度 :港湾の施設の技術上の基準の改定に向けた検討等
詳しくは、こちらの国土交通省ホームページをご覧ください。
URL:https://www.pa.kkr.mlit.go.jp/file/pdf/press/250417-1.pdf
【注2】タイヤ式門型クレーン(RTG: Rubber Tired Gantry crane)
両端にタイヤ付きの脚を設け、地上にレールを設置しなくても走行可能なコンテナ運搬用クレーンのこと
【注3】阪神港コンテナターミナルにおける荷役機械高度化実証事業の開始
~世界初 タイヤ式門型クレーン(RTG)の水素エンジン換装、港湾の脱炭素化を実現~
URL:https://hanshinport.co.jp/wp/wp-content/uploads/20240207_RTGsHydrogenEngineConversion2.pdf
【注4】リニューアブルディーゼル「RD」
食料競合のない廃食油や廃動物油脂などの再生可能な原料から、水素化精製プロセスを経て製造する次世代バイオ燃料。
三井E&S(東京都中央区)社長の高橋岳之より、新入社員に対し社長挨拶を行いました。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
三井E&Sを代表して、皆さんの入社を心から歓迎いたします。
創業以来108年の間に、時代は大きく変わり、我々を取り巻く環境も大きく変化してきました。「最も強いものが生き残るのではなく、最も変化に対応したものが生き残る」という言葉の通り、当社もその時代の環境や状況に合わせて変化し続け、今日の姿があります。
直近では、社名を「三井造船」から「三井E&S」と改め、E&Sには"Engineering & Services for Evolution & Sustainability"の意味を込め、エンジニアリングとサービスで持続可能な社会の実現に貢献していくという私たちの存在意義(パーパス)を込めています。
我々の掲げる企業理念は、「エンジニアリングとサービスを通じて、人に信頼され、社会に貢献する。」です。
また、マテリアリティとして「脱炭素社会の実現」と「人口縮小社会の課題解決」を掲げており、当社の技術リソースを活用して、グリーンとデジタルを切り口に社会課題の解決を目指しています。
地球規模での気候変動、災害、パンデミック、各地での紛争、戦争など、今の時代は特に変化が激しく不透明です。今後持続的に成長していくための事業戦略をどう考えるか、非常に難しい判断を迫られる状況ではありますが、そういう時代だからこそ、ビジネスチャンスがあると思います。
また、こうした状況にあるからこそ、今の当社は皆さんにとって、様々なことにチャレンジできる面白さに溢れていると思います。
そこで、今日から三井E&Sグループの一員になる皆さんに心に留めておいて欲しいと思うことを3点お話ししたいと思います。
まず1点目は、自らの事業、製品を好きになることです。仕事をする上で、自分が携わる事業や製品を好きになることは極めて大事です。
我々は自社が持つ技術リソースを活用して、いかに社会課題の解決に貢献していくか、を常に考えることとしています。従って皆さんがこれから従事する仕事は全て我々の身の回りにある様々な社会課題解決に貢献することにつながっています。そのことを是非意識して、自らが従事する事業、製品を好きになって欲しい、そして仕事を楽しんで欲しいと思います。自分の仕事を好きになり、プライドを持ち、高いモチベーションを持って仕事に臨めば、それは個々人の成長につながり、会社の成長、発展につながっていくことになります。
次に2点目は、自らのグランドデザインを描くことです。グランドデザインとは、"将来の目標を立て、そこに至る道筋を描くこと"です。「自分は何がしたいのか」、「どのような社会人になりたいのか」、「どんな価値を世の中に提供出来るのか」といったことをしっかりと考え、自分自身の長期的なビジョンを持ってほしいと思います。
当社は2023年からの新体制始動にあたって各種人事制度を大きく見直しました。その中の一つに「目標管理制度」があります。個々人の目標が各部署の目標、事業部の目標、全社の目標に一直線に繋がり、会社の持続的成長を実現させていこうというものであり、個人の成長と会社の成長を結び付けるものです。新入社員の皆さんにとって、最初から完璧なグランドデザインを描くことは難しいと思いますが、仕事を通じて経験を積み、学びながら、自分自身の長期的なビジョンを持ってほしいと思います。
最後に3点目は、前例にとらわれず新しいことにチャレンジする姿勢をもつことです。
現代は先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代と言われています。技術の進化、価値観の多様化、ビジネス環境の激変-そのような状況の中で、同じやり方に固執し、前例を踏襲するだけでは、企業としての成長はなく、むしろ時代の波に取り残されてしまいます。私は常日頃「前例踏襲の打破」ということを言っています。時代が変化し、社会が進化する中で、過去の前例にただ従うだけでは、停滞を招き、成長の機会を失います。弊社が名前を変え、体制を変えてきたのは、まさしく"前例踏襲を打破し新たな未来を切り開く"ためです。
皆さんには、フレッシュな視点と感覚で、また皆さんの個性と挑戦心を存分に発揮し、新しい価値を生み出す存在、新たな変革に果敢にチャレンジする存在になってほしいと思います。
今年は、多様なバックグラウンドを持つ方々が入社してくださり、大変喜ばしく思っています。皆さんが持つそれぞれの文化、経験、視点が、当社の新たな可能性を広げてくれると確信しています。皆さんの成長と活躍を期待しています。
株式会社三井E&S(代表取締役社長:高橋岳之、本社:東京都中央区、以下「当社」)がYılport Holding A.Ş.(本社:トルコ共和国、会長:Robert Yuksel Yildirim、以下「YILPORT」)及び株式会社国際協力銀行(本店:東京都千代田区、総裁:林 信光、以下「JBIC」)と締結した港湾整備を推進することを目的とした業務協力協定に基づき、JBICとYILPORTの間で、バイヤーズ・クレジットの貸付契約が締結されました。
本融資契約は、YILPORT社の子会社であるエクアドル共和国法人YILPORT Terminal Operations S.A. (以下「YILPORT Puerto Bolívar」)が、同国プエルト・ボリバル港向けに当社製港湾用コンテナクレーン計24基を導入するにあたり必要な資金を JBICとING Bank N.V., 東京支店との協調融資により、YILPORT社を通じ融資されるものです。
プエルト・ボリバル港の当社製クレーンは、世界最大規模となる24、000TEU船に対応可能な三井パセコポーテーナをはじめ、電動式 三井パセコトランステーナ―など、同港の発展に寄与するとともに環境に配慮したクレーンとなっています。
また、同港に対しては JBICと覚書を締結している 米国国際開発金融公社(DFC)が、近代化・拡張の為の資金を提供しております。 港湾インフラ整備については各国公的機関も支援を行っており、今後も当社は、日本の金融機関のファイナンスの活用による、YILPORTの世界各地でのグローバルターミナルオペレーター事業拡大に貢献すると共に、東南アジア・米国・中南米・欧州・その他地域での港湾物流事業の世界的市場展開を進めてまいります。
株式会社三井 E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下三井E&S」)は、この度、国内ローンチカスタマーとの1年間にわたる「船体汚損管理共同トライアル」を踏まえ三井E&S汚損コントロールサービス「FALCONs」を用いた新たな汚損管理手法*1がニュージーランド規制当局(以下MPI*2)の船舶リスク管理基準(CRMS*3)に適合していることを確認し、MPIから初の入港船への基準適合評価を取得しました。
船体やプロペラに付着する水生生物による汚染は、船舶の推進性能を低下させ燃費を悪化させるだけでなく、外来生物として在来生態系に影響を及ぼすため、船舶運航管理上の大きな課題となっています。新たな船体汚損コントロールサービス「FALCONs」は、先進的汚損コントロールを通じて「航海中の燃料消費量削減・CO2排出量削減」および「生態系移動リスクの低減」に貢献します。
「FALCONs」ではエンジン運転データと船舶運航データに基づく「推進性能解析」と、水中点検画像のAI判定に基づく「船体汚損評価」を紐づけることで、汚損による推進性能低下、洗浄による改善を定量把握・予測することが可能となります。これにより今まで経験と勘を頼りに洗浄判断し、洗浄効果の定量評価が困難であった海運事業者のお客様に対して「効果的な洗浄時期・洗浄範囲の提案」および「洗浄による燃料削減効果・CO2削減効果の定量化」のサービスを提供いたします。
さらに、「推進性能解析」と「船体汚損評価」による新たな汚損管理手法を用いたレポートがMPIのCRMSで指定された「推奨手法を使用した継続的なメンテナンス」への適合評価を取得したことにより、FALCONsを用いた「推進性能解析」と「汚損AI評価」による継続的メンテナンスにより、不要な船体洗浄を減らしつつMPI管理基準に沿った入港許可の取得が可能となります。
名称 | 汚損コントロールサービス「FALCONs」 |
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機能 | 推進性能解析、汚損AI判定、汚損進行予測、推進性能予測 |
出力 | 推進性能監視(ブラウザ)、レポート(航海/点検/洗浄/年次) |
効果 | 洗浄による燃料削減効果の定量化、不要な洗浄の削減 |
プロペラ汚損点検画像サンプル
汚損AI評価サンプル
洗浄効果の定量化サンプル
▷MPI: 三井E&SとMPIはCRMSの推奨する継続的な汚損メンテナンスにFALCONsが適合することを評価するため、そのアプローチについて協議を実施した。その結果、上記の通り、新たな汚損管理手法で初のニュージーランド入港船舶が基準適合することを確認できた。
▷株式会社フレッシュキャリアーズ(ローンチカスタマー)ゼネラルマネージャー
寺田秀夫様:新たな汚損管理手法の適用による生態系移動リスクの低減は、NZ寄港頻度の高い当社にとって有益であることに加え、船体・プロペラの適切な洗浄コントロールによって航海中のCO2排出量を削減することで荷主様へ貢献できることも本サービスの魅力である。
今後は当社舶用エンジンモニタリングシステム/サービス(CMAXS LC-A他)とのデータ連携に加え、洗浄サービス企業、塗料メーカー、ロボット洗浄メーカーとの連携等により、海運事業者のお客様にとって、汚損管理バリューチェーンの拡大に繋がる展開を目指しています。
エンジニアリングとサービスの提供を通じて「脱炭素化社会の実現」・「人口縮小化社会の課題解決」を目指す当社において「CO2排出量削減」・「デジタル推進」に資する信頼性に優れた各種サービスの提供を通じ、今後もマリン領域の課題解決に貢献していきます。
*1)MPI (Ministry for Primary Industries)
https://www.mpi.govt.nz/
*2)新たな汚損管理手法
CRMS part1.5(3)a) Continual maintenance using best practice(IMO汚損ガイド等)
MEPC80/17/Add1 Annex17-8.5/8.6(IMO Biofouling Guideline)
*3)CRMS(Craft Risk Management Standard)
https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/19757/direct
■お問い合わせ先
製品関係
株式会社三井E&S 成長事業推進事業部 マーケティング部
TEL : 03-3544-3707
E-mail : falcons@mes.co.jp
Web : 스포츠 토토 사이트 FALCONs|事業・製品情報|三井E&
報道関係
株式会社三井E&S 経営企画部 内部統制室 広報グループ
TEL : 03-3544-3147
株式会社三井E&S
苫小牧栗林運輸株式会社
日野自動車株式会社
株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋岳之、以下 三井E&S)と苫小牧栗林運輸株式会社(本社:北海道苫小牧市、代表取締役社長:栗林秀光、以下 苫小牧栗林運輸)と日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長:小木曽聡、以下 日野)は、国土交通省の令和5年度港湾技術開発制度である「コンテナヤード内横持トレーラー※1運行の高度化に関する技術開発」の実証実験を1月11日~13日に苫小牧港東港区苫小牧国際コンテナターミナルで実施しました。
港湾では、物流の2024年問題を起点とする労働力不足の深刻化に加え、苫小牧港をはじめとする地方港においては作業者の高齢化も進行しており、労働環境の改善、安全性の向上、さらには次世代を担う若い働き手の確保が必要になっています。こうした課題解決に向け、苫小牧港での港湾物流を担う苫小牧栗林運輸、車両を提供する日野、コンテナターミナルマネジメントシステムを構築する三井E&Sの3社は、船から降ろしたコンテナの蔵置場所までの運搬および、蔵置場所から船積み場所までのコンテナ運搬を行う横持ちトレーラーの運行を高度化する実証実験を行いました。
現在、港ではドライバーが紙の指示書に基づき車両運行を行っていますが、実証実験では運転補助機能※2付きの横持ちトレーラーがターミナルオペレーションシステム※3(以下 TOS)からの作業指示を受けて運行します。これにより、乗員は作業負担が軽減され、走行時の安全確保に集中することができます。
このように高度化した運行を実際のオペレーションを通して実施し、以下の項目を検証することによって、開発した技術の作業性・有用性を確認しました。
■検証内容
・TOS、車両管制システム※4、車両のデータ連携
・ガントリークレーンやRTG※5といった港湾資機材への正着連携
・車外からの車両管制端末による車両前後調整やコンテナ向きの違いに対応する車両転回など実オペレーションに即した運用
TOS、車両管制システム、車両が連携した運行の流れ
港湾資機材に正着する車両
■運転補助機能付き車両
大型トラック「日野プロフィア」をベースにGNSS※6データや複数の3DLiDAR※7、白線検知カメラなどの運転補助機能を搭載しています。これらを複合的に活用することで、刻々と変化する港湾の環境においても自己位置把握や港湾機器への正着を可能にしました。
運転補助機能付き車両
■「コンテナヤード内横持ちトレーラー運行の高度化に関する技術開発」実証実験動画
(日野YouTubeチャンネルにて公開:https://youtu.be/GxlrgkMARHY)
苫小牧港における更なる労働環境改善に向け、今回の実証実験で洗い出された課題の改善と車両およびシステム連携技術の開発、改善を令和7年度も引き続き推進してまいります。
※1 ターミナル内のコンテナの移動に使われるトレーラー
※2 特定条件下においてシステムが全ての運転操作を実施する。搭乗した監視員が周辺安全監視を行うとともに、異常時にシステムからの警報に対して監視員が適切に対応する。
※3 コンテナの積み降ろし作業、搬入・搬出等を一元的に管理するシステム
※4 運転補助機能付き横持トレーラーの運行管理や目的地指示等の管制を行うシステム
※5 コンテナヤード内でコンテナの運搬(積み/降ろし)を行うクレーン
※6 Global Navigation Satellite System、GPSなどの全地球衛星測位システム
※7 Light Detection And Ranging、周辺環境の立体的な様子を捉える技術や機器
関連プレスリリース
[三井E&S、苫小牧栗林運輸、日野自動車 「コンテナヤード内横持トレーラー運行の高度化に関する技術開発」が国土交通省の令和5年度港湾技術開発制度に採択されました](2023年9月27日)
三井E&S、苫小牧栗林運輸、日野自動車 「コンテナヤード内横持トレーラー運行の高度化に関する슬롯머신
株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、当社玉野工場にて完成したメタノール焚き二元燃料エンジン「三井-MAN B&W 6G50ME-C9.6-LGIM-EGRBP」を常石造船株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長執行役員:奥村 幸生、以下「同社」)に納入致しました。さらに今年度中に2号機も同社に納入予定です。
メタノールは常温で液体状態を保持できるなど船舶での取り扱いが容易で、将来 二酸化炭素(CO2)を大幅に削減できるグリーンメタノール*1 が船舶燃料として普及することが期待されることから、国際貨運の脱炭素化に向けて、近年メタノール焚き二元燃料エンジンの船舶への採用が増加しています。当社では今後の市場における需要増大に応えるべく、メタノール焚き二元燃料エンジン用の運転設備*2 の整備を行っています。
当社はメタノール焚き二元燃料エンジンの世界初号機を2015年に納入して以来、保守・点検サービスの知見を蓄積しており、その経験を活かし、メタノール焚き二元燃料エンジンを安心してご採用いただけるよう、今後もお客様に寄り添ったサービスを提供していくと共に、舶用推進システムサプライヤーとして海上物流分野で低炭素・脱炭素社会の実現に持続的に貢献してまいります。
※1 グリーンメタノール:燃料の製造から利用まですべてのプロセスで総合的に二酸化炭素排出量を削減できるメタノール燃料
※2 関連プレスリリース
「船舶用大型ディーゼルエンジンの次世代燃料対応に向けた生産設備の増強工事に着手」
(2022年11月9日)
/press/2022/1109_001896.html
「メタノールを燃料とするばら積み貨物船向け 低速二元燃料ディーゼル機関(ME-LGIM)初受注」 (2023年2月14日)
メタノールを카지노 슬롯머신 종류とするばら積み貨物船向け